戸建てのロボット掃除機は1台で足りる?1階と2階に2台置いた1年半の話
こんにちは、ゴローです。
戸建てに引っ越して、掃除が終わらなくて困っていませんか?
ロボット掃除機は気になる。
でも、調べるたびにこの3つが引っかかって、結局そっとスマホを閉じる。
- 階段は掃除できないんでしょ?
- 1階と2階で、2台いるってこと?
- 「一軒家だと意味ない」って書いてる人もいるし……
私もまったく同じでした。
先に結論を書きます。
我が家は、1階と2階に1台ずつ、同じ機種を2台置いています。
1台目を買ってから、1年半が経ちました。
その結果、掃除機を持って階段を上り下りする工程が、生活から消えました。
ただし、全員に2台を勧めるつもりはありません。
1台で十分な家もあります。その線引きも、この記事の後半で正直に書きます。
使っている機種と、2台とも同じにした理由
我が家が使っているのは、ECOVACS(エコバックス)のDEEBOT T30 OMNIです。
- 1台目: 2025年2月に購入
- 2台目: 2025年4月に購入
この記事を書いている時点で、1台目は1年半以上、2台目も1年以上使っています。
そして2台とも、まったく同じ機種です。
わざわざ同じ機種にしたのには理由があります。
- 同じブランドなので、アプリひとつで2台とも管理できる
- 消耗品(ブラシ・モップ・紙パックなど)が共通で買える
- 「1階のやつは調子いいのに2階のやつは……」という比較でモヤモヤしない
違う機種を2台にすると、覚えることも買うものも2倍になります。
時短のために買った家電で、考えることが増えたら本末転倒です。
「2台目はもう少し安いモデルでいいのでは」とも考えました。
でも、やめました。
安いほうの階だけ掃除の質が落ちると、結局そのフロアが気になり続けるからです。
同じ機種にしておけば、1階と2階で「どっちがマシか」を比べる余地がありません。
比べる余地がないというのは、家事においてはかなり大きな利点だと思っています。


メーカー公式サイトで確認できたスペックは、以下のとおりです。
- 吸引力: 11,000Pa
- モップ: OZMO TURBO 2.0。55mlの電子制御水タンクから自動で給水しながら拭く仕組み
- ステーション: 自動ゴミ収集あり
- ステーションの高さ: 480mm
- 連続稼働時間: 静音モード(清掃)で約290分、標準モード(水拭き+清掃)で約200分
- 障害物回避: TrueDetect 3D 3.0
- マルチフロアマップ管理: 対応
我が家の動かし方
動かしているのは、週2回。月曜と金曜です。
そして大事なのはここです。
毎回ボタンを押しているわけではありません。
アプリでスケジュールを登録しておけば、曜日と時間を指定して自動で動きます。
我が家は月曜と金曜にセットしてあるので、こちらは何もしていません。
1階と2階の2台とも、同じアプリで管理できます。
実際に払った金額
価格は時期によって変わります。なので、私が実際に払った金額だけ書いておきます。
- 1台目(2025年2月): 94,800円
- 2台目(2025年4月): 79,800円
どちらも楽天市場で、クーポンを使って購入しました。
定価から見ると、半額に近い金額です。
つまり2台買っても、定価で1台買うのとそう変わらない計算になります。
私が2台目に踏み切れた理由のひとつは、ここにもあります。
急ぎでないなら、セールとクーポンが重なるタイミングを待つ価値はあると思います。
戸建てに引っ越したら、掃除が「1階分」で終わらなくなった
ここからは、なぜ2台にしたのかを書きます。まずは我が家の前提です。
- 2025年、新築の戸建てに入居しました
- 家族は私(31歳)、妻、3歳と1歳の子どもの4人です
- 共働きで、家事は妻と分担しています
住み始めて分かったのは、掃除にかかる時間がはっきり増えたということでした。
数字で書きます。
1階分に掃除機をかけるだけで、30分以上かかります。
1階と2階の両方をやるなら、1時間です。
工程で分解すると、こうなります。
- 掃除機を収納から出す
- コードを挿す(または充電されているか確認する)
- 1階の床のものを片付けながら、掃除機をかける
- 掃除機を持って階段を上がる
- 2階の床のものを片付けながら、掃除機をかける
- また持って下りる
- 片付ける
これを、週に1回。
1回1時間の作業を、毎週です。
私の平日は、だいたいこうです。
- 5:00 起床
- 5:00〜7:00 家事/唯一の自由時間
- 7:00〜7:30 朝ごはん・子どもの身支度
- 7:30〜8:00 子どもの送迎
- 9:00〜17:00 仕事
- 17:30〜18:00 子どもとお風呂
- 18:30〜19:00 夜ごはん
- 19:00〜21:00 家族と過ごす時間
- 21:00 就寝
この流れのどこに、1時間の掃除が入るか。
……入りません。
平日は仕事があるので、日中に掃除機をかける時間はありません。
時間を作れるとしたら、早朝か夜です。でも、その時間に掃除機の音を立てるのは近所迷惑になります。
それに、朝の2時間は家事と、1日で唯一の自由時間で埋まっています。
夜は、子どもとお風呂に入って、ごはんを食べて、家族で過ごしたら、21時には一緒に寝ています。
平日に掃除機をかけるとしたら、削れるのは自分の睡眠か、子どもと過ごす時間のどちらかです。
そして正直なところ、疲れた平日に掃除機はかけたくありません。
では土日にやればいいかというと、それも違います。
土日はゆっくり休みたい。
働いて、子どもを見て、そのうえで休みの日に1時間を掃除に使う。
これが続くとは、とても思えませんでした。
そして、こういうときに後回しになるのは、決まって遠いほうです。
だから2階は、じわじわと「あとでやる場所」になっていきました。
アパートに住んでいた頃は、こんなことになりませんでした。
部屋が全部ひと続きだったからです。
戸建てで増えるのは面積だけではなく、「移動」なのだと、住んでみて初めて分かりました。
「一軒家だと意味ない」と言われる理由と、我が家の階段問題
「ロボット掃除機は一軒家だと意味ない」
検索すると、必ずこの言葉が出てきます。
そして、こう書かれるのにはちゃんと理由があります。
ロボット掃除機は、階段を上れないからです。
これは事実です。メーカーを問わず、どの機種でも同じです。
だから「2階建ての家に置いても、家の半分しか掃除できない。それなら意味がない」という話になる。
ここまでは、私も納得しています。反論するつもりもありません。
では、戸建てではどうすればいいのか。
調べていくと、選択肢は実質3つに絞られます。
1. 1台を買って、掃除のたびに本体を階段で運ぶ
2. 1階だけロボットに任せて、2階は手動の掃除機で掃除する
3. 各階に1台ずつ置く

今検索すると、1番を勧めるページがかなり多いです。
「1階にステーションを置いて、掃除するときだけ本体を2階に持って上がればいい」。こういう書き方をよく見かけます。
ただ、正直に書きます。
私は、この1番を最初から選択肢に入れていませんでした。
私がロボット掃除機に求めていたのは、掃除機をかける1時間をなくすことでした。
本体を抱えて2階へ運び、終わったらまた1階へ下ろす。
それをやるなら、結局は自分が階段を往復しています。
手間の中身が「掃除機をかける」から「ロボットを運ぶ」に置き換わるだけだと思いました。
とはいえ、調べている人の多くがこの方法にたどり着いている以上、なぜ私が候補から外したのかは書いておく価値があると思います。
我が家が最終的に選んだのは、3番です。
まずは、1番と2番を選ばなかった理由から書きます。
選択肢1「運べばいい」を、私が候補から外した理由
本体だけなら、たしかに運べます。持てない重さではありません。
でも、ステーションは運べません。
T30 OMNIのステーションは、公式スペックで高さ480mmあります。
そして、このステーションが全部やってくれています。
- ゴミの自動収集
- モップの洗浄
- モップの乾燥
- 本体の充電

つまり、本体だけを2階に持って上がると、帰る場所がない状態で走らせることになります。
掃除が終わっても、勝手に戻って充電してくれない。ゴミも溜まりっぱなし。モップも濡れたまま。
自分で回収して、1階に下ろして、ステーションに戻す。
……それ、結局は掃除機を階段で運んでいるのと同じです。
「1台を持ち運べばいい」という話は、ステーションのないタイプの機種でなら成り立ちます。
でも、自動ゴミ収集やモップ自動洗浄が付いたモデルを選んだ時点で、持ち運び運用とは相性が悪くなります。
逆に言えば、ステーションのないシンプルな機種を選ぶなら、1番は成立します。
「持ち運んでもいいから、とにかく安く始めたい」という人は、そもそも機種選びから変えたほうがいいと思います。
ちなみに、マップ自体は問題になりません。
T30 OMNIは、メーカー公式サイトにマルチフロアマップ管理に対応と書かれています。1台で複数階のマップを持つこと自体はできるということです。
ただし正直に書くと、我が家はこの機能を使ったことがありません。各階に1台ずつ置いているので、使う場面がないからです。
問題はマップではなく、ステーションです。

選択肢2「1階だけロボット、2階は手動」という折衷案について
2番の選択肢、「1階はロボットに任せて、2階だけ自分で掃除機をかける」。
理屈の上では、これが一番お金がかかりません。
実際、1台目を買ってからの約2か月間、我が家はこの状態でした。
ひとつ気づいたことがあります。
片方だけ自動になると、残ったほうの面倒さが目立つようになるということです。
それまで「家の掃除」としてひとまとめだった作業が、「2階のためだけに掃除機を出す作業」に切り分けられる。
作業量は変わっていないのに、見え方が変わります。
もしこの折衷案を検討しているなら、ここは知っておいて損はないと思います。
ちなみに、その2か月間の我が家の2階がどうなっていたか書いておきます。
当時、2階で使っていたのは寝室だけでした。
他の部屋は、ほぼ空き部屋です。
そして空き部屋は、掃除していませんでした。
使っていない部屋なので、後回しにしても誰も困らない。そう思っていました。
これが、戸建てで一番起きやすいことだと思います。
「使っていないから、まだいい」が続くうちに、その階そのものが掃除しない場所になっていく。
引っ越した直後は誰も困りません。困るのは、子どもが大きくなってその部屋を使い始めたときです。
どの選択肢でも、階段だけは手で掃除するしかない
階段は、ロボット掃除機では掃除できません。
2台置いても、階段だけは残ります。
ここを「2台あればすべて解決」と書いたら嘘になります。
では我が家がどうしているかというと、もともと持っていたダイソンのコードレス掃除機を使っています。
階段とトイレの中。それに、子どもの食べこぼしをすぐに掃除したいときや、ロボット掃除機が通れない細かい場所も、ダイソンの担当です。
このダイソンは私にとって失敗した買い物でした(その話はあとで書きます)。
ただ、捨てていません。
家じゅうを掃除する道具としては合いませんでしたが、階段やトイレ、ちょっとした汚れという狭い持ち場を与えたら、ちゃんと役に立っています。
ロボット掃除機を入れても、手持ちの掃除機がゼロになるわけではありません。
「ロボットを買ったら掃除機は不要になる」と思っていると、ここで当てが外れます。
2台目を買った理由は「1台目で不都合がなかったから」
かっこいい理由を期待された方には申し訳ないのですが、本当にこれだけです。
2025年2月に1台目を買って、2か月ちょっと使いました。
その間、不都合がなかった。
だから、4月に同じものをもう1台買いました。
2台目をすぐに決められたのは、1台目で検証が終わっていたからでした。
- 我が家の床材で、ちゃんと動くか
- 家具の配置で、詰まらないか
- 子どもがいる家で、成立するか
これが全部分かった状態で、同じものを買い足すだけ。
判断に迷う要素が、ほとんど残っていませんでした。
今振り返ると、「気になる家電は、まず1台。よければ増やす」という順番が、結果的に一番リスクが小さかったと思います。
最初から2台買っていたら、たぶん合わなかったときのダメージが大きすぎて、そもそも買えていません。
ちなみに、2台目を買うとき妻とどう話したか。
ほとんど相談していません。
「2階用に、もう1台ロボット掃除機買うね」
これだけです。
反対されませんでした。
たぶん、1台目が2か月ちゃんと働いているところを、妻も見ていたからだと思います。
1台目が、そのまま説明資料になっていたということです。
言葉で説得しなくても、結果が出ているものには説明が要らない。
高い家電を家族に納得してもらいたいなら、いきなり2台を提案するより、1台を静かに働かせておくほうが早いかもしれません。
2台にして分かったデメリット(先に書きます)
いいところより先に、こちらを書きます。
① お金が単純に2倍かかる
当たり前ですが、本体代が2台分です。
そして消耗品も2台分、買い続けることになります。
ここについては、我が家はひとつ手を打っています。
紙パックもモップも、公式品ではなく互換品を使っています。
実際に買っているのは、この2つです。
- 紙パック(10枚入り): 1,799円
- 交換用モップ: 1,099円
比較のために、公式品の値段も書いておきます。公式の紙パック(T30シリーズ専用抗菌ゴミパック)は、3個入りで3,300円です(2026年9月時点・公式サイト)。
1枚あたりで比べると、公式品が約1,100円、互換品が約180円です。
紙パックの交換は数か月に1回です。
つまり10枚入りを1つ買えば、2台分でも1年以上はもつ計算になります。
今のところ、不具合は起きていません。
2台分の消耗品を公式品で買い続けると、ランニングコストはそれなりになります。互換品という選択肢があることは、2台運用を考えるうえで地味に効いてきます。
ただし、互換品は自己責任です。保証やサポートの扱いが変わる可能性は理解したうえで使っています。あくまで我が家の場合として読んでください。
② メンテナンスの手間も2倍になる
紙パックの交換、きれいな水の補充、汚れた水を捨てて容器を洗うこと、フィルターやブラシの手入れ。
自動でやってくれる範囲は広いですが、ゼロにはなりません。
そして、その手間が2台分です。
「全自動だから何もしなくていい」と思って買うと、ここでがっかりします。
とはいえ、我が家の実際の頻度はこの程度です。
- 紙パックの交換: 数か月に1回
- 替えるタイミング: アプリが通知してくれるので、来たら替えるだけ
- きれいな水の補充、汚れた水を捨てて容器を洗う作業: 週に1回くらい
- フィルターやブラシの手入れ: アプリの通知が来たらやる
紙パックについては、白状すると前回いつ替えたか覚えていません。
でも、それでいいと思っています。
覚えておかなくていい家事は、それだけで負担が軽いからです。

③ ステーションの置き場所を、2か所とられる
高さ480mmの機械を、家の中に2つ置くことになります。
しかも、コンセントが必要です。
新築の間取りを考えている段階なら、ここは先に決めておいたほうがいいと思います。
我が家は入居後に買ったので、置き場所はあとから辻褄を合わせました。
④ 床にものが置けなくなる
3歳と1歳の子どもがいる家です。
床には常に何かが落ちています。
ロボット掃除機を動かす前提の家は、床を空けておく必要があります。
我が家で実際に起きていることを書きます。
おもちゃや紐が絡んで、止まったことがあります。
しかも動かしているのは、家に誰もいない時間帯です。
止まるとアプリに通知が来ます。でも仕事中はスマホをしっかり見ていないので、気づくのはたいてい家に帰ってから。そこから絡まったものを取り除く作業が発生します。
小さい子どもがいる家では、これは避けられないと思います。
片付けの手間は、最初は面倒でした。
動かす前に、床のものを全部どかす。これが毎回発生します。
今は習慣になりました。決め手は、アレクサにリマインダーを登録したことです。
「片付けないと動かせない」という強制力が働くので、結果として家が散らかりにくくなりました。
掃除機を買ったつもりが、片付けの習慣まで付いてきたのは予想外でした。
ここは、他の時短家電にはない副作用だと思っています。
子どもの反応は、少し怖がっています。
「ロボットが来る!」と言って逃げます。
慣れる子もいると思いますが、我が家はまだそこまでではありません。
⑤ 掃除機まわりで、私は一度大きな失敗をしています
この記事を読んでいる方には、同じ失敗をしてほしくないので書いておきます。
ロボット掃除機を買う前、私はイオンでダイソンのコードレス掃除機を3万円ほどで買っています。
何も調べずに買いました。
「ダイソンなら間違いないだろう」。それくらいの気持ちでした。
結果として、我が家には合いませんでした。
- 重い。 コードレスなのに、持ち上げると腕にきます
- ゴミ捨てが簡単ではない。 「ワンタッチ」と言いつつ、髪の毛が絡まって結局手で取ることになり、手が汚れます
どちらも、店頭で見ていただけでは分からないことでした。
そして、この2つが揃うと何が起きるか。
ゴミが溜まった状態が続きます。
そして、妻と私のあいだで「どっちがやる?」という読み合いが始まります。
製品が悪いという話ではありません。自分の生活と合っていなかっただけです。
この失敗があったので、次は慎重になりました。
ロボット掃除機は、1台目を2か月試してから2台目を買っています。
掃除機の購入で一度失敗していなければ、たぶん同じ失敗を10万円のほうでやっていたと思います。
ただ、ひとつ補足があります。
このダイソン、今も捨てていません。
前に書いたとおり、階段とトイレの中、子どもの食べこぼし、ロボットが通れない細かい場所は、今もダイソンの担当です。
家じゅうを掃除する道具としては合いませんでしたが、持ち場を狭くしたら生き返りました。
「合わなかった家電=失敗」と決めつけて手放す前に、役割を小さくしてみるという手はあると思います。
我が家では、結果的にダイソンとロボット掃除機で役割が分かれました。
- ロボット掃除機: 1階と2階の床
- ダイソン: 階段、トイレ、子どもの食べこぼし、ロボットが通れない細かい場所
買い物としては失敗でしたが、今はちゃんと出番があります。
それでも2台にしてよかったと思うこと
買ってよかったと感じるのは、派手な瞬間ではありません。
床を掃除するという作業が、自分の手から減ったこと。
それだけです。
掃除機を出して、かけて、片付ける。
その一連が、1階も2階もほとんどなくなりました。
もう少し具体的に、5つ書きます。
① 「階段を運ぶ」という工程が消えた
これが最大の理由です。
1階と2階の床掃除は、基本的にロボット任せになりました。
スケジュールを登録してあるので、指定した曜日に勝手に動きます。
私がやるのは、ロボットが入れない細かい場所が気になったときと、子どもの食べこぼしが出たときくらいです。
階段を上り下りする往復が、生活からまるごと消えています。
地味ですが、毎回発生していた手間が消えるインパクトは大きいです。
② 「掃除しようかどうか」を考える回数が減った
家事がしんどい理由は、作業そのものよりも、「やらなきゃ」と考え続けることだと思っています。
2階に持って上がるのが面倒だと、人は「今日はやめておくか」と考えます。
そして、その判断を掃除のたびにします。
各階に置いてからは、その判断自体が要らなくなりました。
③ 2階が「掃除しない場所」にならなくなった
引っ越し直後、2階はどんどん後回しになっていました。
今はそうなっていません。
戸建てで一番危ないのは、掃除の優先順位が下がったフロアができることだと思います。
一度そうなると、なかなか戻りません。
「今度まとめてやろう」と思っているうちに、まとめてやる日は来ないからです。
④ 分担する家事が、ひとつ減った
我が家は共働きで、家事は妻と分担しています。
分担しているということは、どこかで必ず線引きの話が発生するということです。
掃除は、その線引きが一番曖昧になりやすい家事だと思っています。
決まった形がなく、量も読めず、やらなくても一応その日は過ぎてしまうからです。
そこがボタンひとつになると、そもそも分担表から外れます。
家電を買ってよかったと感じる場面は、機能そのものより、こういう「減ったもの」のほうに現れる気がしています。
⑤ 「全部やってもらおう」と思わなくなった
1年半使って、考え方がひとつ変わりました。
広い家の床を、全部自分の手できれいにしようとすると、しんどいです。
引っ越した当初、私はそれをやろうとして早々に息切れしました。
かといって、ロボット掃除機に100点を求めるのも違います。
100点を期待すると、今度は「隅が残っている」「この家具の下に入れていない」が気になり始めます。
今は、こういう分け方に落ち着いています。
- 床のだいたい8割 → ロボット掃除機に任せる
- 残りの細かいところ → 気が向いたときに自分の手で
この形にしてから、平日も休日も、はっきり楽になりました。
大事なのは、8割で十分だと割り切ったことだと思っています。
10割を機械にやらせようとすると、機種選びも、部屋の片付けも、どんどん大変になります。
そして完璧にならないことに、いちいち気持ちが削られます。
8割は任せて、残りは自分でやる。
このくらいの距離感が、我が家には一番合っていました。
そして8割が片付いていると、残りの2割は「面倒な家事」ではなくなります。
掃除機を出して家じゅうを回るのと、気になったところをさっと拭くのとでは、まったく別の作業です。

それでも、お金を出す価値はあったか
最後に、お金の話に戻ります。
本体2台で17万円ほど。消耗品も2台分かかります。
安い買い物ではありません。
それでも、私はこう考えています。
これまで毎週1時間かけていた掃除が、そのまま家族と過ごす時間に変わりました。
働いて、子どもを見て、そのうえで休みの日に1時間を掃除に使う。その1時間が、まるごと戻ってきたということです。
家電の値段は一度きりですが、取り戻した時間は毎週積み上がります。
トータルで見たとき、私は出す価値があったと感じています。
子どもが「抱っこ」と言ってくれる期間は、決まっています。
その時間を掃除機に使うか、子どもに使うか。私は後者を選びました。
我が家では、家事や育児の「手がふさがる問題」を、ひとつずつ潰してきました。
スマホを持つ手を空けた話は、こちらに書いています。
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1台で十分な人/2台にしたほうがいい人
ここが、この記事で一番書きたかったところです。
2台は、誰にでも必要なものではありません。
1台で十分だと思う人
- 掃除機をかけるのが好き、または掃除が苦にならない(2階は自分でかけても平気)
- ステーションを置ける場所(+コンセント)が家に1か所しかない
- ロボット掃除機そのものが初めてで、まだ合うかどうか分からない
最後のひとつが特に重要です。
まだ1台も持っていない人が、いきなり2台買うのは勧めません。
我が家も、1台目を2か月使ってからでした。
その順番だったから、2台目の判断が軽くなったのだと思っています。
2台にしたほうがいい人
- 少しでも家事の負担を減らしたい
- すでに1台を数か月使っていて、不満がほとんどない
- 階段を上り下りするのが物理的にきつい(子どもを抱っこしていることが多い、など)
- ステーション付きモデル(自動ゴミ収集・モップ自動洗浄)を選んでいる
特に最後の項目に当てはまるなら、持ち運び運用は最初から諦めたほうがいいというのが、1年半使った私の実感です。
判断に迷ったときの、一番簡単な質問
2台にすべきか迷ったら、この質問だけ考えてみてください。
「減らせる家事があるなら、減らしたくないですか?」
共働きで子どもが小さいと、平日は育児と仕事だけでほぼ埋まります。
そこに家事まで全部抱えていたら、時間はどこにも残りません。
だから我が家は、減らせる家事は減らすと決めました。2台目のロボット掃除機も、その考えで買ったものです。
逆に、今の掃除が苦になっていないなら、無理に2台にする必要はないと思います。
すでに回っている仕組みを、わざわざお金をかけて置き換えることはありません。
まとめ|掃除機をかけていた時間は、何に使えるか
長くなったので、まとめます。
- 階段のある戸建ては、各階に1台置くと「掃除機を運ぶ」工程がなくなる
- その代わり、お金とメンテナンスの手間は2倍。階段だけは手で掃除する
- まだ1台も使っていないなら、まず1台。増やすかどうかは、そのあとで決められる
最後に、ひとつだけ。
掃除機をかけていた時間は、本当は子どもと触れ合えたはずの時間でした。
1回1時間。それが毎週、積み上がります。
家事をしていると、子どもに「見て」と言われても、「ちょっと待って」と返してしまうことが多いです。
その「待って」を、少しでも減らしたい。
子どもが「抱っこ」と言ってくれるのは、あと何年でしょうか。
その何年かを少しでも長く使いたくて、私は家事を減らし続けています。